さくらサイエンスプログラムで Kangwon National University の学生8名と交流をしました。
交流テーマ:DXを活用した体験型次世代医療放射線防護研究交流
実施期間: 2026年1月26日(月)~ 1月30日(金)
招へい機関: 江原国立大学(Kangwon National University / 韓国)
参加者: 学生8名(学部生、大学院生)
受入機関: 九州大学大学院医学研究院保健学部門医用量子線科学分野
本プログラムは、日韓両国における診療放射線技術教育の現状を共有し、最新の放射線科学、AR/VR技術、放射線計測技術、3Dプリンティング技術を用いた医療応用について学ぶこと、また広島への視察を通じて放射線防護と平和学習への理解を深め、将来的な国際共同研究や学術交流の基盤を構築することを目的として実施いたしました。
1月26日(月):到着および導入
参加者は午前中に仁川国際空港を出発し、正午前に福岡国際空港へ到着しました。午後からはプログラムのオリエンテーションと導入が行われ、続いて九州大学病院の視察を実施しました。夕刻にはソーシャルギャザリング(意見交換会)が開催され、教員や学生間の親睦を深めることで、リラックスした雰囲気の中でプログラムを開始することができました。
1月27日(火):学術交流と施設見学
午前中は学生セッションが行われ、九州大学と江原大学校(KNU)の大学院生による研究発表および質疑応答を実施しました。午後はアイソトープセンターを視察し、放射性同位元素の厳格な管理体制について学びました。その後、日本の学部3年生向けの専門的な実習にも同席し、日韓の教育環境の違いを肌で感じる機会となりました。
1月28日(水):放射線教育と実践的実習
午前中は学内の放射線関連機器を視察し、ARやVRツールを用いた最新の放射線教育を体験しました。午後はサーベイメータ等の放射線測定機器の使用法について講習を受けた後、ポータブル放射線測定器「Radiacode」を携えて、九州大学病院キャンパス内での放射線測定実習(キャンパスツアー)を実施しました。
1月29日(木):広島における歴史・平和学習
終日、広島への学外研修を実施しました。山陽新幹線を利用して広島へ移動し、放射線影響研究所(RERF)の視察、および平和記念公園(原爆ドーム・平和記念資料館)の訪問を行いました。放射線の歴史的影響と科学的な調査の重要性を学び、放射線を扱う専門職としての倫理観を養う非常に意義深い一日となりました。
1月30日(金):データ解析と成果の集約
最終日は、これまでの実習で得られた測定結果の分析やデータの集約を行いました。また、CT臓器線量計算の実習を通じて、1週間で得た知見を具体的な技術的知識へと落とし込みました。すべてのプログラムを終了し、午後の便にて福岡国際空港より帰国の途に就きました。
本プログラムは、放射線科学を志す学生にとって学術的・倫理的に多大な影響を与えることに成功し、今後は、「滞在期間の延長」および「原子力関連施設の視察」を検討し、さらに「現地学生との学術的対話の深化」を図ることで、より高次元な教育プログラムへと発展させることが期待されます。




