SQS(自己消滅ストリーマ)モードに基づく放射線検出器が開くさまざまな可能性

                
--- GM計数管の動作モードと直交する、「古くて新しい」もうひとつの動作モード ---






↑ 放射線の線量率が高くなりすぎると、GM管はすぐに応答しなくなり、見かけ上、線量率が低いと
判断してしまう恐れがあります。極端な場合、まったく黙り込んでしまいます。
これは、放射線事故などの緊急時に大きな問題となります。
SQS管ならば、GM管よりも10倍以上高い放射線場で適正に動作することが実験的に確認されています。

A. Nohtomi et al. "Count-loss mechanism of self-quenching streamer (SQS) tubes" NIM A342(1994) pp. 538-543